再び暗く長いトンネルへ [その他の闘争日誌]
あの日は雨だったのに、今日の奥多摩の天気は快晴だ。心の中は今も雨が降っているというのに。小河内ダムの上の駐車場まできたのは久しぶりだ。
奥多摩から柳沢峠を越えて山梨側に出る。雁坂トンネルを抜けるのは初めてだ。これが完成して奥秩父と甲府盆地を直通で抜けることができるようになった。トンネルは山梨側から入ると秩父盆地へ向かって途中から下り坂だった。地獄の底まで抜けているように。実際はその先に明るい奥秩父の風景が待っていたのだが。
反戦ビラ弾圧を受けたとき、長いトンネルに入ったようだった。そこを抜けたはずなのに今も自分は新たなトンネルの中にいる。このトンネルが終わる日は来るのか。それとも自分が死ぬときまでこのままなのか。
栃本の関所跡まできたのは19年ぶりだ。あの頃、自分はなれない調理の仕事を会得できず、悩み続けていた。休日で活動の合間ができるたびに気晴らしのため近郊にバイクを走らせた。今もその関所跡に悩みながらいる。人生っていろいろな関所がある。絶対に越えねばならない関所もある。自分は越えられるのだろうか。また一人、バイクを走らせながら思う。
トンネルであるとすれば、入り口同様出口も必ずあるということですよね。
きれいな写真ですね。
by shira (2008-06-21 21:59)
そう思いたいところです。どんな長いトンネルにも必ず出口がありますからね....。雁坂トンネルも6キロ以上ありました。
by solea01 (2008-06-21 22:16)
何があったんでしょうか。これまで幾多の壁を乗り越えてこられたボラさんですから、きっと克服できるものと思っています。
by Jinne Lou (2008-06-23 01:16)
傷の癒しは時が解決することもありますが、深手だと長く苦しめられることがあります。しかしがんばるしかないですね。
by solea01 (2008-06-23 20:42)
ご無沙汰しております。
雁坂トンネルはまだ一度も通ったことがありません。
一回は通り抜けてみたい。と思っております。
奥多摩も最近は行ってないな~。
長い間にはいろいろありますよね。
でも、自然はいいです。
自然の中に二本足で立っていると
生きていることを実感できます。
自分は自分なんだと、そのままを受け入れられるような気がしますです。
自然の中にいると☆
by ままデエリス (2008-07-09 09:17)
確かに。でもいろいろありすぎましたが。いつまでも落ち込んでいられません。残りの人生を走り抜けないと、と思います。
東京も結構近いところに自然があります。自然の中は本当にいいです。
by solea01 (2008-07-09 19:15)
私の場合××歴はロシアでしかありませんが、若くして自分の解雇撤回闘争に直面しました。だから「現在」がある訳ですが、まあロクな「現在」ではありませんなw。そういう時代、そういう運命を、必然的に歩んでるだけのような気もします。でも仲間がいますから、それが代えがたい財産でしょう。
by TOCKA (2008-07-17 16:36)
ろくな「現在」ではないかあ。お互い様かも知れませんなあ。生まれる時代は誰も選べませんね。誰もがその中で戦い続けるしかないわけですけれど...。確かに仲間の存在は大きいですね。ただ裏切られたり対立したりすると、そのダメージは「仲間」の分、かえって大きいかも知れません。
by solea01 (2008-07-17 22:57)