本日の立川駅北口情宣ビラ 基地がある限り沖縄で米兵の犯罪はずっとなくならない! [その他の闘争日誌]
基地がある限り沖縄で米兵の犯罪はずっとなくならない!
★再び沖縄で米兵の強姦事件
10月16日、オスプレイの強行配備で米軍基地や日本政府への反発が強まる沖縄でまたしても米軍兵士による強姦事件が起きました。2名の米海軍兵はグアムへの移動直前に女性を襲ったようです。厚木基地から数日前に沖縄に来たばかりということですから、犯罪を行っても米国内に逃げ帰れば大丈夫とでも思っていたのでしょうか。思い出されるのは1995年に同じ沖縄で起きた米軍兵士3人による小学生への強姦事件です。沖縄では戦後こうした米軍兵士による強姦事件や殺人事件、暴行傷害事件、あるいは交通事故などが頻繁に起きています。安保条約に基づく米軍基地の多くが沖縄に集中しているために、兵士による犯罪も多発しているのですが、そもそも軍隊というものの本質がこうした犯罪行為の多発に表れていると言えます。
★軍隊の本質を見据えよう
軍隊の本務は戦争や治安弾圧です。その任務を遂行するためには殺人や、町の破壊を行うことになります。行為そのものは全く非人道的な内容のわけですが、上官の命令に背かずに確実にそうした任務を遂行するために命令には絶対服従で、それが道徳や倫理に反しているのではないかという疑問を持たないようにする訓練が日々行われます。太平洋戦争中の日本軍では「鬼畜米英」と言って、相手国の兵士はまるで人間ではない、化け物のような存在だと思わせる教育が行われていました。議会制民主主義の国の軍隊でも実は本質がさほど変わらない教育が行われています。スタンリー・キューブリックの映画「フルメタルジャケット」という作品では米海兵隊のこうした非人間的な教育課程が赤裸々に描かれていました。こうした倫理を持たず、人を殺すことを何とも思わないようにする教育は、女性への差別や、他国にある基地周辺住民への差別にそのままつながっていきます。
★なぜ沖縄にオスプレイを配備するのか
東日本大震災で自衛隊の救援活動がクローズアップされ、米軍が「トモダチ作戦」を行ったことも評価されました。ですが、軍隊の本当の目的が戦争であり、そのために人を人と思わぬ教育や訓練が行われていることをしっかりと見据えていく必要があります。
沖縄へのオスプレイの配備は「尖閣諸島などの日本領土を守るために仕方がない」ととんでもない勘違いをしている人がいます。米軍は米国の国益を守り、そのための戦争に出撃する拠点に沖縄を利用しているだけです。何回も墜落事故を起こしたオスプレイをここに配備したのは朝鮮半島や台湾周辺での有事、つまり戦争に対処し、中国への軍事牽制などを行っていくためでしかありません。
こうした軍用機はこれまでもしばしば沖縄で墜落事故を起こしています。米軍にして見ればある程度の墜落事故や住民への被害は、軍事的なメリットを引き替えにすればやむを得ないくらいに考えているのではないでしょうか。そしてそうしたまるで占領軍も同然の意識が今回のような強姦事件の発生にもつながっているのだと言えます。
沖縄からすべての基地を撤去しない限り、こうした米兵の犯罪も軍用機の事故もなくなりません。本土に住む私たちも沖縄からすべての基地を撤去しようと大きく声を上げていきましょう。
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│11・4全国集会 止めるぞ!オスプレイの沖縄配備 │
│ 許すな!低空飛行訓練 │
│11月4日(日)集会/午後2時 デモ/午後3時 │
│ 場所:芝公園23号地 │
│共催 フォーラム平和・人権・環境/オスプレイの沖│
│ 縄配備に反対する首都圏ネットワーク │
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<このチラシの連絡先>
立川自衛隊監視テント村
立川市富士見町2-12-10-504
℡・FAX042-525-9036
MAIL:tento72@yahoo.co.jp 12年10月21日
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